ゴリです。
「陶芸」と聞いてやはり思い出すのは、ハリウッド映画「ゴースト〜ニューヨークの幻〜」の陶芸家の女性と亡くなった恋人が二人でろくろを回すシーン。
映画が好きなゴリはこの映画を見て「陶芸っていいな」「デミ・ムーアかわいいな」「サムと霊媒師の関係面白いな」「デミ・ムーアかわいいな」など様々な思いが込み上げ、クライマックスでは涙を流すほど感動しました。
「ろくろを回すシーンは切なくも甘い映画史に残る名シーンですよね。」
というわけで今回の記事は、登米市米山町で陶芸家 鈴木由香さんが運営されている「日高見窯」さんに取材に行った時のことを記事にしました。
日高見窯とは
【確かな技術と自由な発想】
「日高見窯」鈴木由香 陶器スタジオは、東北最大の清流 北上川と奥羽山脈北上山地を源流とするきれいで豊富な水が流れる地、宮城県登米市米山町を築窯した陶芸工房です。
沖縄県壷屋焼、栃木県益子焼にて修行し伝統工芸を学びました。
現代のライフスタイルに合った陶器を修行先で学んだ技術を踏まえ自分なりに考え消化し作品を制作していきたいと思っています。
日高見窯 鈴木由香うつわスタジオ ホームページ より引用
「沖縄県と栃木県で修行し、現在は地元の登米市を拠点に活躍なさっている。そのルーツを取材してきます。」
日高見窯へ
場所:宮城県登米市米山町桜岡大又275‐1
上記マップのピンを目指して車を走らせ、坂道を少し登ったところに日高見窯さんはあります。
そこでまず最初に迎えてくれるのが、歓迎してくれているかのように設置してあるシーサーの置物です。
シーサーは沖縄県のイメージが強いので登米市では珍しい光景です。
日高見窯工房内へ
鈴木由香さんにお家の中に招き入れていただき、ご挨拶をさせていただきました。
物腰の柔らかい笑顔が素敵な方でした。緊張していたゴリは
(優しそうな方でよかった…)
と安心しました。
鈴木由香さんに許可をいただき工房内の写真を撮影させていただきました。
工房内では陶芸品の販売も行っており、湯呑みやカップ、お皿など日高見窯ならではのデザインの陶芸品がいくつもありました。
陶芸品を見ていると美しい青色を使用した作品がいくつかあったのですが、「日高見ブルー」と呼ばれているそうで、鈴木さんの作る陶器の特徴のひとつでもあるそうです。
同じ部屋の中には実際に陶芸を行う場所もあります。
ろくろが設置されており、ここで鈴木さんによって素敵な作品の数々が生み出されているわけですね。
河北賞 受賞作品
工房内を見させていただいてる時にこんなポスターがありました。
(なんか見たことある陶器だな…。まぁポスターの一面を飾るくらい有名な作品なんだろうからどこかで見覚えがあったのかな。)
「ん?」
「あった。」
そうです。こちらの作品は2019年に開催された「第28回河北工芸展」で最高賞となる河北賞を受賞した作品「登米藁灰釉掻き落とし花器」です。
鈴木さんは芸術作品としての陶器づくりにも取り組んでいて、登米市の土や材料を使用した作品はとても高い評価を受けています。
鈴木由香さんのルーツ
鈴木由香さんは登米市米山町のご出身で地元の高校に通っていました。
美術部ではなかったが陶芸に興味があり、卒業後バイトなどをしてお金を貯め、沖縄県へ陶芸修行のため飛び立ちました。
陶芸に興味があった理由は、旅行で沖縄に行った際に見たシーサーがきっかけだそうです。
そして沖縄県壺屋焼 伝統工芸士の国場一さんのところで修行をしました。
修行後は栃木県益子焼製陶所へ勤務しマグカップなどをつくり腕を磨いていったそうです。
製陶所を退社後、登米市にて独立し2017年登米町にて陶芸教室を開業。
現在ではご出身の米山町に陶芸工房を築窯し「日高見窯」を運営なさっています。
「玄関にシーサーの置物が設置されてあったのはこういった経緯があったからなんですね。」
日高見窯を運営して
日高見窯を運営してからSNSなどを駆使して宣伝などをしていくなかで、遠方のお客さんが足を運んでくれるのが嬉しいと鈴木さんはおっしゃっていました。
県内だと石巻市や仙台市の方。県外だと関東エリアの方がいらっしゃるそうです。
客層としては女性の方が多いそうで、お休みの日やGWなどの長期休暇に友達と来る方が多いそうです。
地元登米市の方にもたくさん来ていただけるようにSNSなどで情報発信してるので、みなさんぜひチェックしてください!
↑↑↑日高見窯 インスタグラム&フェイスブック
日高見窯では陶芸教室も開催しているので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
詳しい内容はこちらのホームページまで!→ 日高見窯 鈴木由香うつわスタジオ ホームページ
最後に
今回は登米市米山町の日高見窯さんをご紹介させていただきました。
陶芸家 鈴木由香さんが地元登米市の土や材料を使用し丹精込めて作り上げた作品を求めに、
もしくは陶芸教室で自分だけの作品を作りにぜひ日高見窯さんに足を運んでみてください。
以上、ゴリでした。