こんにちは、いぶちゃんです🌸
今回は前回の続きで【石巻市民交響楽団定期演奏会】の様子をお届けしますよ！
前編はこちら↓
それでは後半の曲も早速聴いてみましょう！
交響曲第8番 ト長調 作品88、B.163
作曲：アントニン・レオポルト・ドヴォルザーク
第1楽章 Allegro con brio（アレグロ コン ブリオ）
第2楽章 Adagio（アダージョ）
第3楽章 Allegretto grazioso – Molto vivace（アレグレット グラツィオーソ・モルト ヴィヴァーチェ）
策4楽章 Allegro ma non troppo （アレグロ マ ノン トロッポ）
「満ち溢れる楽想をただちに書き取ることができさえしたら。しかし、ゆっくりとしか進まない。手がついていかない。一思いがけなくたやすく進んでおり、旋律が私のなかから流れ出す」
これはドヴォルザークが 1889 年に友人にあてた手紙の一節です。
この手紙を書いたすぐあとに交響曲第8番は書き始められ、なんと3 か月もかからずに完成したそうです！
この曲について
第1楽章
哀愁のある冒頭の主題の前半部分には、1884 年に亡くなった同じチェコの作曲家スメタナの代表作、連作交響詩「わが祖国」の一曲である「高い城(ヴィシャフラド）」の音形が調を変えて入っています。
このような音並びから故人の思い出に浸っている、ドヴォルザークの家数的な死生観が無間見える気がします。まるで中国の漢詩や日本の和歌を詠んでいるような味わい深さを感じさせます。
第２楽章
遠隔調のc-mollに変わり、足を引きずりながら歩く葬送行進曲のリズムが表れます。やがて雲の間から光が差し込むように長調の相槌が打たれると、降下形の音符に乗ってボヘミアを思わせる主題が流れます。金管楽器も入っての盛り上がりは天井の厳かさが表現されている気がします。
第3楽章
ここからは、メランコリックなワルツが始まります。
出だしは、第２楽章の主題の変奏になっています。トリオでは、木管にのどかなボヘミアの民謡を思わせる主題が流れ、コーダでは同じ主題が歯切れ良い速いステップになり終わります。
第4楽章
冒頭は、2本のトランペットによるファンファーレです。
構成はベートーヴェンの英雄行進曲の第4楽章のように、変奏曲とロンド形式の組み合わせになっており、チェロから始まるドミソの主題が楽章全体で現れます。
最後は、3連符のノリに乗って祝祭的に全曲を閉じます。
終わった瞬間拍手喝采！
めちゃくちゃいい演奏でした！
でも、まだ終わりません！
最後の最後はアンコール曲で締めくくります！
アンコール曲『祈り』
作曲：井村 誠貴
この曲は、オペラ「雪の夜ばなし」の間奏曲です。
「雪の夜ばなし」は、小出和典脚本集(高校演劇叢書)に収められている物語の1つで、あの『3年B組金八先生』でも登場しています。
井村さんはずっとオペラを書くことが夢で、コロナ禍でできた時間を使いこのオペラ「雪の夜ばなし」を作り上げたそうです。
演奏会では『祈り』だけだったのですが、youtubeにて公開されていたので合わせて聴いてみてくださいね！
この曲について
冒頭は、弦楽器の柔らかい音色から始まります。
途中でオーボエのソロが入り、他の金管楽器、木管楽器も合わさっての盛り上がりへと繋げます。
終わりに向かって、だんだん静けさが増していき、鐘の音が鳴り響きます。
ぜひ聴いてみてください！！！！
すべての演奏が終わりました
ホールを出ると、アンコール曲の張り紙がでていたので記念に撮りました。
本当にいい演奏会でした！
ちなみにこのあと、色々お話が盛り上がって外が暗くなるまでいました。
その時に「マルホンまきあーとテラス」の写真も撮ったので、いつか記事にしようかなーと思っています。
また機会があったら演奏会に行きたいです！
最後に
いかがだったでしょうか。
久しぶりの演奏会、とっても感動したし、楽しかったです。
それに、お世話になった方や、お友達とも会えたので大満足です！
それではまた次回お会いしましょう〜🌸
