宮城県登米市 注目度大!東和町が誇る奇祭!【米川の水かぶり】に行ってきました

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とある日のいいとめインフォ

「……!」

(ん?社長が皆に向けてなにか話してるな)

「えー皆さん!こちらをご覧ください!」

「おっ米川の水かぶり!ユネスコ無形文化遺産登録された由緒あるお祭りですよね!」

「昨年に開催のお知らせの記事を書かせていただきました!凄く気になってたんですよね!」

「奇祭と言われてるだけあってメディアの注目度が高いということは知ってます!」

「そうなんです!注目度も高いし登米市を代表するお祭りなので、誰かに取材記事を書いてもらいたかったんですが皆さんどうでs」

「行きます。」

「おぉゴリ行きたいか!でも他にも行きたい人がいるかもしれn」

「行きます。」

「……。」

「……。」

というわけでしっかりと話し合った結果ゴリが取材することになった登米市東和町で開催される奇祭。【米川の水かぶり】について記事を書いていきます。

米川の水かぶりとは

この行事は毎年二月の初午の日に五日町の男たちによって行われる奇祭である。
宿の菅原家で藁装束を身につけ顔にかまどの煤を塗った男たちは、一斉に宿を出て大慈寺境内の火伏せの神・秋葉山大権現に参拝し、神の使いに化身する。
寺の山門を出た男たちは、奇声を発しながら木桶に入った水を家々に掛け、火伏せを祈願して歩く。訪れた人々は男たちが身につけた藁を抜き、自分の家の屋根に上げて火伏せを祈願する。水かぶりの一団とは別に、火男(ひょっとこ)とおかめが家々を訪れご祝儀を頂く。

「ということらしいです。
まぁ百聞は一見にしかずということで早速いきますか。」

道中〜大慈寺

町を歩いているとのぼりがセットしてあったり、水の入った桶が準備されていました。

町全体が賑やかムードになっていて朝に弱いゴリもワクワクして足取り軽やかに大慈寺へ向かいました。

水かぶりが始まる場所「大慈寺」(だいじじ)
初めて伺った場所でしたが、豊かな自然とお寺の厳格さがマッチしていてとても素晴らしいロケーションでした。

「それにしてもまだ始まる前なのに凄い人の数だ。」

地元の人、観光客、メディアなどたくさんの人で賑わっていてゴリは少々圧倒されました。

境内には展示物や藁装束を纏ったマネキン、顔はめパネルなどもあり水かぶりが始まるまでの間も楽しめる内容になっていました。

そしてゴリが顔はめパネルで写真を撮ってもらうか迷っている間に刻一刻と時間は過ぎ、いよいよ水かぶりが始まる…

神の化身登場〜水かぶり開始

花火の合図とともに人々が大慈寺へと続く道を空け、そこに藁装束の一行が現れました。

この時はまだ神の化身ではないらしく、これから火伏せの神となるために大慈寺でのご祈祷が始まります。

カメラマンの数がとても多くて注目度の高さが伺えました。

そしてご祈祷が終わり神の化身となった藁装束の皆さんによる水かぶりが始まります。

「ヤダ…キレイ…。」

ゴリも思わずオネェ口調になってしまうほど美しい水かけでした。

水をかけていただいたお家の方は「ありがとうございます!」とお礼を言って神の化身が身に付けていた藁をもらっていました。

町中〜八幡神社

神の化身御一行は次なる目的地、八幡神社へ向かいつつ町の家々に水をかけていくのですが、写真を撮る人や藁をいただいていく人などがたくさんいて、現場は異常な盛り上がりを見せていました。

草履以外の藁を取られている神の化身もいらっしゃったのですが、なかなかにシュールな絵面でした。

そして御一行は八幡神社へ足を踏み入れる…。

八幡神社

八幡神社でお参りをする御一行。
厳かで存在感のある神殿、おおきな針葉樹とそこからこぼれる木漏れ日が神聖な雰囲気を作り出していました。

若草神社

八幡神社でのお参りを終えた御一行はすぐ向かいにある、坂道と階段を登った先の山の上にある「若草神社」へ向かいました。


普段運動をしているゴリでも息が切れるくらいの急な階段に、みんなヘトヘトになりながらも一歩一歩登っていました。

若草神社でお参りをした御一行は二手に分かれ町に戻り、再び家々に水をかけに戻りました。

ちなみに若草神社も素晴らしいロケーションで山上から見る景色はとても綺麗でした。

再び町中へ

「バケツがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」※バケツ以外みんな無事でした。

大慈寺〜「岩崎鬼剣舞」

大慈寺に戻ると岩手県は北上市岩崎地区に伝わる伝統芸能「岩崎鬼剣舞」の演目が始まっていました。


「岩崎鬼剣舞」も「米川の水かぶり」と同じくユネスコ無形文化遺産登録をされていて、そのご縁で今回は交流事業として水かぶりを盛り上げに来てくださったそうです。

「大地を踏み悪霊を鎮める風流芸能ということで、鬼の仮面を付け日本刀を持って踊る姿は圧巻でした。」

水かぶりを終えて

今回「米川の水かぶり」に取材に行って思ったことは純粋に「楽しい」ということでした。

奇祭と言われているだけあって普通のお祭りでは経験できない体験が出来たことが「楽しい」と感じた要因かなと思っています。

たくさんのメディアや観光客の方、なによりも町を盛り上げるためにお祭りに参加している地元の方々の協力があってこそ注目度の高い、熱い奇祭になっていると感じました。

今年は参加した方はもちろん、まだ参加したことない方もぜひ来年は足を運んで、「米川の水かぶり」を体験してみてください。

翌日、会社にて

「…ぉはようございます。」

「おはようゴリ!米川の水かぶりどうだった?」

「人がいっぱいいてとても楽しかったと思ったので楽しかったです。」

「いや小学生の感想文みたいになってるから!」

「あぁ…すみません。じゃあ…お疲れ様でした。」

「いやまだ出勤したばっかりだから!ちょっと誰かゴリに水かけてやって!」

そして朝に弱いゴリは決死の思いで自分のデスクに着席しパソコンを開き、無い語彙力を必死に捻り出し記事を書き始めましたとさ。

おしまい。

おまけ:神の化身となった犬神様です。(かわいい)

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この記事を書いた人

生息地:登米市
性別:オス
年齢:不詳
ゴリです。身体を動かすのが好きです。
ジャンル問わず様々な記事を書ければいいなと思っております。
何卒、よろしくお願いいたします。

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