どうもささキジです。
皆さん、ごきげんよう。
今回はね。和でおしゃれなお店に行くということで、私緊張していますの。
ということで本当に久しぶりに髪をセットしていきたいと思います。

家のブレーカーを背景にする斬新な写真。
ささキジだって髪セットするからね。いつもはカッパみてぇだけど。
ほんとはね。ジャケットに身を包み、カジュアルな感じと大人っぽさがある前髪をUPするスタイルにしようと思ってた。
でもね。

眉毛の手入れに失敗したからできなかったんだよ!!
眉毛切ろうとしたんだけど、もしかしてこれ…髭剃りでいけんじゃね?と思ったら一瞬で眉毛持ってかれたわ。
茶番はこれくらいにして、今回行ってきたのは
大崎古川【鳥文】
創作料理を提供してくれるお店だそうで、なんと!
【メニューはおまかせのみ】
というドキドキが止まらないメニュー構成なんだとか。
ついに私も【おまかせ】の世界に飛び込める人間になれたか。
夢だよね。飲食店でおまかせをお願いするのって。
よし、さっそくいってみよう。
まず。お店構えの隠れ家感がすごくいい。
「おれ、いいお店…知ってるんだぜ…?」
と言って連れて行ったら相手がお店構えを見た瞬間に
「え!すごーい!ロマンチック!」
って思ってもらえる。絶対思ってもらえる。
あとで地図情報を載せるけど、鳥文さんにたどり着くまでなかなかに入り組んだ道。
リオーネ古川の駐車場から徒歩5分くらいです。
さっそく店内へ…
こんばんわー!!!!!
今日はよろしくおねがいし…

キラキラキラ☆彡
………ヨロシクオネガイシマス。
なんというおしゃれ空間。緊張してささキジの声が少し小さくなってしまったぞ。負けるなささキジ!頑張れ!ささキジ!
いらっしゃいませ。
はじめまして!女将の葉子(ようこ)と申します。本日はよろしくおねがいします!
素敵な空間に素敵な女将さん。
店内がとてもおしゃれで素敵ですね。
もう少し暗くもできますよ!
パッ

これは………なんてロマンチックなんだ。
俺が…2割増しでいい男に見えるぞ。確実にこの環境のおかげだけど。
毎日この環境にいたい。そしたら毎日2割増しで見てもらえる。
※今回は鳥文さんのHPが公開され、取材も来る!ということで親方のテンションが爆発。粋な計らいとしてライトアップをしていただきました。
入店してすぐに心を奪われてしまったささキジ。
まだ何も食べてないのに、心が満足しかけている。
果たしてどんな料理がささキジをまっているのだろうか…?
今回は提供いただいた料理をすべて紹介していきます。ここから長いぜ。
しかし、全部紹介しなければいけない使命感を感じるほど独創的な料理だったんだよ。
さて、【おまかせ】料理がやってくるぜ

こちら一品目です。
アワビの器に入っているのが、ザーサイです。
手前が塩辛を乗せた田楽とわかさぎで・・・・・・
奥が味噌漬けにしたおぼろ豆腐です。
お酒に合うような味付けになっています!
本当に申し訳ない、料理に目を奪われてしまって途中の説明が聞けなかった。
………
……
…
あ、オイシイ…
なんでだ。いつも元気が取り柄の私なのに声が小さくなってしまう。
おいしくて静かになっちゃう。個人的におぼろ豆腐の味噌漬けがどストライク。
濃くてまろやかなチーズみたいになっていた。これみんなに食べてみてほしい。みんなに配りたい。
え?エビ○リ?
二品目はエビチリです!
エビチリ!俺も知ってるぜ!あのエビチリだ!
今回は生のエビを使っています。
????

……あれ。エビチリってなんだっけ?あれ?思い出せない。
そして見た目から味の想像ができない。
いやまて。料理の説明を聞けばなんとなく味の想像ができるはずだ。
目と耳で感じれば想像できるはず。
生のエビをチリ味に仕上げて、食感を楽しめるようにコーンフレークを添えています!
…………
………
…
?????
どうしよう。説明を聞いたら余計味の想像ができなくなった。生まれて初めてのパターンだ。

で、めちゃくちゃうまいと。生のエビのぷりっと感と、コーンフレークのサクサクが真面目な話本当に合う。食べるとコーンフレークがあったほうがいいよねと思っちゃう。
変な喩えだけど、パフェの下の方にあるコーンフレークと同等レベルで違和感が無いのよ。
創作料理。すごい。
茶碗○し?
三品目は茶碗蒸しです。
パッカーン
緊張で手が震える。
見た目が茶碗蒸しの想像を超えてきてる。
まただ。また味の予想がつかない。
茶碗蒸しの上に
・白きくらげ
・ホッキ貝
・生のり
・しらうお
が乗っています!

うまい!!うまいという言葉しか発せない自分がもどかしい…
食感なんだよ。食感がおいしいんだよ!いろんな食感が口の中で重なるんだよ。丁寧に重なるの!たべてて楽しい!
伝わってほしい。この楽しさとおいしさ。
焼鳥と????

四品目は焼鳥です!砂肝と、希少部位の鶏肉の間にししとうを挟んでいます。
もぐもぐ。すんごくおいしい。

焼鳥の奥に見える食べ物の予想がまたしてもつかなくて凝視してる
こちらは豚の耳を細かく刻んで蛤と煮込み、固めたものになります。
肉と海の融合……?
ささキジさんなんとなく【鳥文】の楽しみ方がわかってきた。
【Don’t think! Feel.(考えるな!感じろ。)】
そう。考えなくていいんだ。食べて感じればわかるんだもん。
これね。うんまい。
ぶたの耳のコリコリ感と、蛤のふわっ優しい味が原理はよくわからないけど、スーパーマッチ。
ここまでのささキジの感想としては、正直【悔しい】
このおいしさの詳細を記事に乗せてみんなに伝えたいの。
自分の勉強不足ももちろんあるんだけど、このうまさを伝えるための日本語がまだ発達してない。多分。
豚の…

五品目。ここらへんからもう考えてないから。感じることが大事だってわかったから。
ただ1つだけわかることがある。きっとうまい。
こちら豚肉のやさいあんかけなんですが
・アロマレッド人参
・スナップエンドウ
・芽キャベツ
・きんかん
・長芋
・ヨーグルトに漬けた豚肉
を使用しています。
野菜の食感がすごい。スナップエンドウってこんなりシャッキリするの?
アロマレッド人参は…
味噌汁の半分煮えたじゃがいもあるじゃない?あれってシャキと感じた瞬間不快になるじゃん?
それと似た食感なんだけど、幸せを感じる。ほんとにうまい。
なんだろう。豚肉もちろんうまいんだけど、自分は上に乗った野菜たちがものすごく好き。
うちの親方は、食べ物同士の相性はもちろん食感も大事にしていて
広報などで取り上げられる際は【食感の魔術師】なんて紹介されてるんですよ!
【食感の魔術師】そのとおりですよ。
普段食感を気にして飯を食べるか?と聞かれると正直自分はそこまで気にしてなかった。
鳥文の料理は食感を普段気にしてない自分ですら、すごく気になる。
そして食感を楽しんでいる自分がいる。これが魔術なんだね。
野菜のポテンシャルを100%中の100%引き出しているといえばいいのだろうか。
戸愚呂(弟)もびっくりの引き出し具合い。
私も【文章の魔術師】として頑張らねばなるまい。
仙台牛!!!

六品目!仙台牛。きんかんのソースがたまらなかった。
少しずつ味わって食べようと脳が命令してるのに、体がいうことを聞かない。一瞬で食べ終わってしまった。
最後に…
七品目の登場。

うどんと…

おにぎり!!
おにぎりは私が握っているんですよ!おにぎりだけはおまかせメニューの中で固定されているメニューです。
大崎市のささ結を使用していて、これを楽しみにしてくれるお客様もいらっしゃるんです!
あっさりしていて、口の中でほぐれやすく甘みが強いんです。お米本来の味を知ってもらいたいので塩むすびで出させてもらっています。
うどんもおにぎりもうんめぇ。
おかずと一緒にじゃなくて、おにぎりだけを味わうなんてなかなかない機会だからなおさらうまく感じる。
おにぎりは紙袋に2個入っていて、持ち帰ってもいいらしい。
次の日の朝に食べて、昨日の鳥文さんの余韻に浸るのもそれまたよし。
お店の雰囲気もいいし、葉子さんも親方も笑顔で楽しくお話してくれるから最初の緊張感がどんどんほぐれてきた。

おにぎりの素晴らしさに感動し、思わず写真を。前髪をかき上げたのはおいしい料理と楽しい雰囲気を作ってくれた鳥文さんに対してのささキジなりの感謝と喜び表現。
あとでこの写真を撮ってくれた人に送ってもらったんだけど、
地域のローカルタレントを起用したCM撮影後の微笑ましいおふざけシーンみたいで5分くらいずっと笑った。
実はこの他にも取材ということで特別に提供していただいたメニューもあるから紹介するね。

幻の8品目。
締めのおにぎりとうどんを食べたあとに親方がみんな若いからもっと食べるだろう!
という粋な計らいで作ってくれたチャーハン。かにの出汁をいれたというお話で、かにの風味がぶわぁ!と。
味の説明よりもわかりやすい説明を。
結構お腹いっぱいだったのにこのチャーハン二杯食べました
この言葉で十分伝わるはず。
料理はもちろんのことお酒にもこだわっているというお話で、レアなお酒などもありますぜ。
ノンアルコールも頼めるので、お酒が飲めないという方もぜひ安心して行ってほしい。
少しお話を聞いていく
いやー。全部最高に美味しかったです。
料理でこだわっている部分ってあるんですか?
ありがとうございます!
地産地消というのを意識していて、地域の野菜などは実際に農家さんのところに訪れてお話を聞くなどを心がけています。
なるほどねぇ。地域の方と信頼関係を結びながらって大事ですもんね。
普段はどんなお客さんが利用するんですか?
様々ですね!友人、家族、会社、などなど。
お客様から予約の電話を頂いた際に
「どういったシーンで利用されますか?」
と聞くようにしてるんです。そのシーンに合わせた接客や雰囲気を作りたいと思って。
そういう配慮すんごい嬉しい。
お客様には鳥文に来てよかった!と思ってもらいたいんです。
落ち着いた空間で、時間を忘れて創作料理を楽しんでもらえたらと思います。
なので以前、何度も足を運んでくれるお客様に
「鳥文に行くために仕事を頑張ってるんだ」
ということを言っていただけて、とても嬉しくなりました。
嬉しいですよね。わかる。すごくその気持ち私のハートに伝わります。
おまかせメニューのみということですが、メニューは毎回変わるんですか?
季節や仕入れによって変わります!
例えば同じ料理でも、親方がその料理をグレードアップさせたり味を変えたりするんです。それで採算がとれなそうな時もあるんですけど 笑
今の味になるまでに何年もかかったメニューもあり、親方は
「自分自身が食べて感動したものをお客様に出したい」
という気持ちで日々料理を作っています。
今日感じた味はもう味わうことができない可能性がある、と。
なんだろう。その儚さ、すごい大人チックで好き。
何年もかかったなんて…親方のこだわりがかっこいい。常に料理のことを考えてるんだろうなぁ。
そりゃ素敵な創作料理が出来上がるわけだ。
そうですね!
みんなおいしいものをたべてしあわせになりたいもんね!
【みんなおいしいものをたべてしあわせになりたいもんね!】
この言葉、葉子さんは何気なく言ったと思うんだけどささキジの心にものすごく響いて記事に絶対に入れようと思った。
おいしいものをたべて幸せになりたい。そうだよ。美味しいもの食べると幸せなんだよ!
葉子さんはお話し上手でどんどん引き込まれていく。
親方は実はおしゃべり好きでチャーミング。
料理だけじゃなくて人間的魅力にも溢れている。雰囲気良くて楽しくておいしくて幸せ感じちゃうならみんな来ちゃうよ。
ということでお店紹介
■アクセス
〒989-6143 宮城県大崎市古川中里1丁目7−40
■営業時間
営業時間:17時~23時(閉店)
定休日:日曜日
■席数について
お席はカウンター7席と座敷(最大10人)があり、
それぞれ別の玄関で人目を気にしない造りになっています。
■メニュー
おまかせコース 3,500円〜 (消費税10%サービス料10%別途)
金額により内容、品数が異なります。
鳥文はおまかせのみの為、お料理のご要望やご変更は致しかねます。
品数の目安は、7品ほどとなります。(4,500円の場合)
※ドリンク別
■詳細の確認や予約などは下記の鳥文公式HPにて確認ください
↓
最後に…
良き、朝。
— ささキジ|宮城のフリーWebライター (@nyannkurunaisa) March 29, 2023
昨日は心強い導かれし仲間たちと古川の粋なお店へ。モブキャラ的立ち位置で参戦しました。
とても幸福に満ち溢れた時間でした。
なんか、いいよね。こういういいムード漂う空間。
自分の子供が大人になったらここで2人でゆったり昔話に浸りたい。そして奢ってもらいたい。 pic.twitter.com/3pGhLTR5r9
鳥文に行った次の日のツイート。
大人になった子どもたちに連れてきてもらえるように今のうちから鳥文さんの存在を少しずつ子どもたちに伝えていきたいと強く思う。そして奢ってもらえるように尊敬される父親になろうと思う。