みなさんこんにちは。
いつもあなたの家の押し入れにひっそりと、そして優しいまなざしで潜んでいるささキジです。
すごく突然ですが、食堂は好きですか?
カチャカチャと皿を洗う音が聞こえ、その素敵な空間でラーメンや丼を夢中になってかきこむ。
私はそんな温かいような、殺伐としているような、優しいような、そんな雰囲気がたまらなく好き。
感じたい。そんな雰囲気を全力で感じたい。
ということで
来ました加美町のいろは。
さっそく店内に入っていきます。
ささキジ「どうもー!こんにちは!」
左から
・三代目継承中の吉田和明さん
・カツ丼担当の吉田加栄さん
・現店主の吉田計次さん
今回は三代目継承中の和明さんにいろいろ話を聞いたりしていきます。
………チラッ
いい。
すごくいい。清潔感MAX。そしてBGM無し、この雰囲気。惚れたぜ。
注文していきます
シンプルイズベストなメニュー。中華そば安いなぁ。
しかしこのメニュー構成でも私の優柔不断という能力をもってすれば、余裕で悩むことが可能です。
ささキジ「……………」
吉田「今回ささキジさんに食べてもらいたいメニューがあるので、そちら用意してもよろしいでしょうか?」
ありがたい。もちろんそちらの吉田さんチョイスをお願いしました。
さて、やってくるぞ。うまいものが
はいどうぞー!というとても気持ちよく威勢のよい声から放たれるものは…
やったー!天丼だ!天丼とても好き。
さてさっそくいた…
吉田「こちらもどうぞー!」
よっしゃー!そうそう。丼ものには中華そばは付き物です!ってね☆
よーし!いただきま…
吉田「こちらもどうぞー!」
そうそうこれこれ!普通に考えて天丼、中華そばと来たらカツ丼がこないはずがないじゃない。
うんうん。
……………
………
……
…
ささキジ「………おかしくね?ヒトカゲもフシギダネもゼニガメも全部選んじゃったぜ。みたいな感じになるじゃん。」
吉田「多いとき、全然無理しなくていいですからね?」
おいおいおい。ささキジさんをなめてもらっちゃ困るぜ。
たくさんの方に色々ないろはのメニューを知ってもらいたい。
そんな思いでこちとら本気で記事を書いとるんですよ。
全部食べれるに…決まってんだろうが!!!!
天丼を食べていく
まずは天丼850円!
海老天2尾にししとう天というシンプルスタイル。
ささキジ「これね。うめぇのよ。優しいつゆがちょっと濃い目でご飯にしみしみ。ししとうは食べるとワーオってなる。海老天。この子がすごい。海老天とエビフライの中間みたいな食感。食べればわかる。今まで食べてきた天ぷらとはちと違う。」
話を聞いたところ
天ぷらを調理しているのは現店主の吉田計次さんが当時銀座のハゲ天というお店の本店で修行していた際に教えてもらった特殊な仕込み方や配合をしているとのこと。
吉田「なので未だに天ぷらだけは私に任せてもらえてないんですよ。」
職人のこだわり。ということですね。このこだわりを是非いろは食堂に行って味わってもらいたい。
ラーメンを食べていく
中華そば550円!
いやー。安い。さっそくたべてみよう。
ささキジ「懐かしい&優しい。ラーメンは濃い目の味だったりが結構流行ってるじゃない?真逆。エッジが1つもない。球体。包み込んでくれる。ため息出る。うまい。」
頭の中で浜田省吾さんが歌いだす。
吉田「特別すごくおいしい!とはならないですよね?ふと食べたくなるような、うんうんと思いながら食べるような、懐かしいと思ってもらえるような、そんな昔ながらの中華そばを目指しています。」
1958年に開業してから、麺は変わったがが味は一切変えていないとのこと。
ささキジ「歴史。感じるね。出前のとき、ラップに輪ゴムで留められてて胡椒が最初から振りかけられてる絵面が容易に想像できるもん。」
カツ丼を食べていく
かつ丼750円!
人気メニューで、カツ丼と共に中華そばを頼む方が多いんだとか。
ささキジ「グリーンピース標準装備に一味唐辛子も標準装備。こいつぁグレードの高いカツ丼ですな。」
カツを一気に頬張ると…
ささキジ「なんだこれは!カツがすごいスパイシー。下味に胡椒がかなり使われてると思う。このスパイシーさと卵とつゆの優しさ加減のギャップがすごくいい。米が止まらんよ。」
実はカツ丼は加栄さんが現役で調理を担当しているとのこと。すげぇ。
おばあちゃんの優しさにスパイシーさが合体して、最高の逸品に仕上げられています。
ということで完食。ささキジ33歳。これから食べざかりですよ。
いろいろと話を聞いていく
ガリガリくんをご好意で頂いてクールダウン。知覚過敏なので歯を唇で覆ってフガフガしながらいただきます。
さて、ここからは少し話を聞いていきます。
ささキジ「すごく気になってたんですけど、こちらは古川のいろはさん系列のお店なんですか?」
吉田「その認識で合ってます!先代が岩出山のいろはさんで色々と教えていただき、いろはの名前を使わせていただいて支店としてだしています。」
教えてもらった当時の中華そばの味を変えずに守り続けているので、他のいろはさんとは麺も味もちょっと違うとのことでした。
それにしてもこの空間。すごく落ち着く。
ささキジ「今後の展開とかって考えているんですか?」
吉田「そうですね。ラーメンにつけるミニ丼があるといいなと思っているのと、中華そばの味と550円という値段は維持し続けたいですね。」
ふむふむ。
吉田「中華そばのタレをずっと継ぎ足してきたので、秘伝のたれのような触れ込みをするのもいいかなと思っています。」
ささキジ「60年以上の歴史を持つタレ。いいじゃないの。素敵じゃないの。」
吉田「そういえば天丼とか、大型のお弁当屋さんとか具材がいろいろ乗って5.600円で出してますよね?すごいなと思います。強いよ。そしてうまいんだもん。」
ささキジ「ちょいちょいネガティブがはいってるの人間らしくて良き。大丈夫ですよ!いろはさんの天丼うまいから!自信持ってくださいよ!」
吉田「ありがとうございます。提供するメニューはもちろんこだわっていますが、1番じゃなくていいんです。なんだか安心するな、ほっとするなと思ってもらえるような昔ながらの食堂を常に意識しています。」
かっこいい。ぜひともこの懐かしさ。守って欲しい。
ということで最後のお店の詳細を紹介して終わりにします。
店舗詳細
店名:いろは食堂
アクセス:宮城県加美郡加美町西町63−4
営業時間:11:30~17:00(通し営業嬉しいね)
定休日:日曜日
※臨時休業いただくことがあるのと完売することもあるとのことで、行く前に下記のSNSアカウントをチェックすることをおすすめします
SNSアカウント→Twitter(X)
駐車場:あり(お店の前に駐車スペースがあります)