東松島市【きさく苑】日本家屋でそばとたまご焼きに感謝してきた

……夕方から仕事となると、がっつり脂！！はダメ。何度も失敗してる。
そばだ。今日は和で攻めたい。

おーすごい。ほんとに日本家屋にドドンと椅子とテーブルがおいてある。30人くらい座れそうだね。

この空間なんてもうおばあちゃんちなのよ。どっかの引き出しに絶対お菓子入ってるよ。

お茶と、菓子盆に
・シルベーヌ
・ルマンド
・あられ
・動物ヨーチ
・大量のみかん
盛られて出されそうな雰囲気なのよ。
漬物もきっとでてくるね。
いやー。落ち着くわー。

メニューを見た瞬間即座に決まった。
ざるそば　770円
そば大盛り　＋380円
卵焼き　380円
焼きおにぎり　260円

嫁は
ざるそば　770円
ミニ天丼　470円

うっわ。あーそういうパターンね。そうきたか。

そばの大盛りは結構多い。女性だと食べきれない人もいるかも知れない。

はいはいはいはい。

ここまで平然を装っていたけど、実は結構衝撃を受けてるよ。

そばはこしがあって喉越しがいい。自分チュルチュルなざるそばが苦手で、途中で食べるのきつくなるんだけど、これは最後までうまい。

つゆが、昆布と鰹が効いてるね。市販のめんつゆとは違う。
何が違うかと言うと、味が尖ってない。

しょっぱみが全面に来るのではなくて、ふわぁっと旨味が口に広がる。しょっぱくないのに味がはっきりしてる。

このつゆ良いなぁ。

焼きおにぎりさん。
味噌だね。甘い味噌。田楽味噌みたいな味。優しい。
田舎のおばあちゃんが修行して全力を尽くしたみたいな味。

梅干しもしっかり入ってて、うめぼしと味噌の相性ってつくづくいいなと思う。

はいきましたみんなに食べてみてほしいあじー。
一口目の正直な感想が

え？なにこれ？

です。

この卵焼き。
餃子なみに噛むとだし汁が流れ出てくる。

みんなが想像する卵焼きじゃない。

卵焼きの形をした、繊細な味の茶碗蒸しとでも言おうか。

たべるとふわぁーっとだし汁の風味。

そして箸でつまむのもちょい苦労するふわふわ卵が静かに、しかし確実に脳に「うまい」という文字を刻む。

ぶっ飛ぶうまさ！！とかよく言うじゃない？これは違う。幽体離脱みたいにゆっくり飛ぶうまさ。

そばといったらつゆのカスタム機能だよね。
天かすとネギ、そしておろしを…

くうううううう！

さっくりの天かすと、味をきゅっと締めるおろし。

今日、そばをチョイスしてよかった。

いつもはそばを優雅につゆに泳がせる私だが、今回は先人のみなさんを見習って、そばの半分つける。良い。

最後はやっぱりたまごやき。

写真見てわかる？だし汁が滲み出てるの。

これをおろし、ガリと一緒に……

目を瞑って、首を何度も横にふってしまった。

ガリってなんだよ！寿司かよ！

って思ったけど、たまごやきにガリはどう考えても必要だよ。新発見。新常識。

こんなに合うとは思わなんだ。

ということで、ごちそうさまでした。

時が静かに流れた素敵なランチだった。

優しい味。心がほっこりする。薄いんじゃないよ？優しいんだよ。

食べ終わったあとは優しい気持ちが溢れ出てきて、自然とニコニコしちゃう。

優しさ＝バファリンの時代は終わったのかもしれない。