ゴリです。
宮城県といえば、牛タンやずんだ餅といった郷土の味が有名ですが、実は豊かな海産物こそが真の宝!三陸沿岸のリアス式海岸が育む栄養豊富な海域では、新鮮で美味しい海の幸が育まれています。
こんな恵まれた環境の中で、石巻市に拠点を置く末永海産株式会社が、三陸の海の恵みを全国に届けています。徹底した品質管理のもと、同社の高品質な水産加工品は、宮城の海の魅力を存分に味わえる逸品!食べた瞬間、その違いが分かる美味しさです。
それでは、末永海産株式会社のこだわりや魅力をたっぷりご紹介していきます!
末永海産会社紹介

【企業名】 末永海産 株式会社
【所在地】 〒986-2114 宮城県石巻市塩富市2丁目5−73
■ 末永海産とは?
宮城県石巻市に拠点を置く末永海産株式会社は、三陸の豊かな海の幸を活かした水産加工品を製造・販売する企業です。1986年に設立され、わかめや牡蠣、ほや、帆立などを取り扱い、その鮮度と品質で高い評価を得ています。
「今回は末永海産のEC・営業推進担当部長の末永さんにお話を伺うことができました!工場見学もさせていただきましたので、その時の様子を記事にいたします!」
■ 徹底した品質管理と独自の製造工程

末永海産では一日に数万パックを出荷しています。注文数にもよりますが、その日のうちにスーパーなどへ届けられるスピード感も強みです。
HACCPを取得し、徹底した衛生管理を行っている点も特筆すべき特徴です。
「現在は取引する際に確実に求められるものですが、導入当初は新しい仕組みということもあって、ルーティン化するのに苦労しました。しかし、現在は定着し、作業効率も上がっています。」
工場運営では「無事故」「工場内の清潔さ」「整理整頓」を重視し、半年に一度のHACCP監査にも万全の体制で臨んでいます。
■ 環境に配慮したSDGsへの取り組み
末永海産ではSDGsにも積極的に取り組んでいます。オンラインストア日高見市場でも人気の「リッチフレークシリーズ」は大きさ、形などの規格外で弾かれた物や製造過程で出てしまう端材を利用しており、SDGsフーズからの発想で生まれた商品です。また、工場内にはSDGsフーズ関連の機械も導入しています。


「商品にできないわかめは、これまでは廃棄していましたが、現在は肥料として再利用する技術があります」と環境への配慮も忘れていません。
末永水産の商品紹介
■ 春は海の幸の宝庫、最も忙しい季節
宮城県石巻に拠点を置く末永海産では、今がまさに一年で最も忙しい時期を迎えています。その理由は「三陸わかめ&牡蠣」が重なるシーズンだから。浜辺から新鮮な海の幸が次々と工場へと運び込まれ、その日のうちに全国へと出荷されます。

■ 注目の主力商品は「春告げわかめ」と「カンカン焼きセット」


現在、末永海産で最も旬を迎えている商品といえば「春告げわかめ」と「カンカン焼きセット(牡蠣)」です。「春告げわかめ」という商品名は商標登録を受けています。
牡蠣については冷凍でも扱っているため、一年を通して販売が可能だという。近々、新たな冷凍牡蠣商品の販売も予定しているとのことなので要チェックですね。
■ 漁師の知恵が商品開発の源
末永海産の商品開発の背景には、先代社長のお父様が元漁師だったという歴史があります。
「漁師のみなさんが一番おいしい食べ方を知っているんです。その知恵を商品化したのが『春告げわかめ』や『カンカン焼きセット』などです。」
水産の街で生まれ育った末永さんは、「小さい頃から地元の海の幸を食べてきた。」と言います。
「一度県外に出てみて、改めて地元の海の良さを実感しました。この魅力を全国に広げることが私たちの使命だと感じています。」
工場内 製造工程に潜入!
取材時に採れたて新鮮の「わかめ」と、人気商品「牡蠣の潮煮」の製造ラインを見学させていただきました!普段見ることのできない製造工程を今回、動画や写真を撮らせていただくことができましたのでご覧下さい。
わかめ製造ライン
わかめの製造工程は、漁師の方が取ってきた新鮮なわかめを、80℃の熱湯でボイルし、コンベアで運んで水で冷やし、氷で締める。その後、専用機械で水抜きを行い、出荷作業へと進みます。
「採れたて新鮮わかめが直接工場に運ばれ、すぐさまラインを通ることによって鮮やかな緑色になり、そのまま出荷作業に移ります。」


牡蠣の潮煮製造ライン
牡蠣の潮煮は、生牡蠣を手作業で機械に投入し、一定量になると口が開いて流れていく仕組みです。袋詰めして真空状態に圧縮し、商品に異常がないか判別する機械を通します。2年をかけて調整した蒸し機を通すことで、「殻牡蠣と同じ味わいを楽しめるレトルト商品」に仕上げています。
ファンを増やし続ける人気商品

オンラインストア日高見市場の売上トップ5を聞くと、1位は生牡蠣、2位は冷凍殻付き牡蠣、3位はリッチフレークシリーズとのこと。牡蠣の潮煮もぜひおすすめしたい一品だそうです。

全国からの注文が多く、レビューもとても好評です。一般的なECサイトの購買率が平均3%のところ、末永海産のECサイトは10%と高い数字を誇ります。
末永さん「メルマガ登録しているファンも多いんです。一度食べていただければ、必ずファンになっていただけると思います。」
品評会でも高い評価を受けており、6年連続で上位入賞を果たしています。特に塩蔵わかめは長年の人気商品です。



「取材の帰りにオンラインストアでも売られている商品を実際に購入させていただいました!!」
【宮城県産生食用牡蠣】一年子生カキむき身


今回購入したのは500グラムの生食用の牡蠣です!
初めは何もつけず、牡蠣そのものの味を堪能しました!
一つ一つの身がしっかりとし、口に入った瞬間、濃厚な海の旨みがわじゅっと広がり、プリップリな食感とクリーミーな味わいがたまりません!
続いてポン酢をかけて食べましたが、これも間違いなく美味しい!
末永さんが「食べたら美味しさが分かってもらえる」とおっしゃっていた意味が分かりました。
後日関東にいる友人にも一度食べてもらいたいと思い、オンラインストアで同じ商品を購入し送りました!!友人の美味しいと喜んでくれ、写真まで送ってくれました!

【牡蠣&帆立】のリッチフレークセット


「海産物の旨味を感じながらバターのコクが食欲を掻き立て飛ぶほど美味しかったです。」
末永海産では内閣総理大臣賞をはじめ、多くの賞を受賞した商品やギフト用の商品も購入することができます。
気になる方はぜひ試してみてください。オンラインストアを要チェック!!

末永海産の商品は仙台駅でも購入することができます!
仙台駅2階にあります、おみやげ処 せんだい1号の一角にお店を構えます「末永海産 仙台駅店」。
仙台駅内で唯一の産地直送の生鮮食品を取り扱っているお店で、急いでいる方でも購入できるようにキャッシュレス決済にも対応しています。
こちらのお店でも人気商品の潮煮シリーズや燻りシリーズ、リッチフレークなどが購入できます。
店舗の場所や詳細についてはこちらからご覧ください!

伝統の味を守りながら、革新を続ける
■ 海の変化に対応する新たな挑戦
近年は海の環境も変化しているそうです。
「海の幸が当たり前に取れなくなってきています。メイン商品の収穫量が最盛期の半分になることもあります。」
と危機感を語る。原因の一つは海面温度の上昇で、約3℃上昇していると言います。
「人間の体温が3℃上がると苦しくなるのと同じです。」こうした状況を受け、末永海産では海の幸以外の商品開発にも取り組んでいます。これまでの経験を活かした「牛タンのリッチフレーク」などが好評です。社内コンペを開催して新商品の開発を促進しており、「今後も新たな試みをしていくつもりです。」と意欲を見せています。
末永海産では、宮城県で週に一度牡蠣の検査を実施しています。
「検査している牡蠣からノロウイルスが見つかったら、その牡蠣が取れた海域のものは販売できません。徹底した管理運営をしているからこそ、末永海産の牡蠣は安心安全と評判なんです。」
過去には自社で年末牡蠣まつりなどのイベントも開催し、現在も石巻市場に参加、出店しています。地元と深く結びついた企業活動を続ける末永海産。伝統的な海の幸の美味しさを守りながらも、環境変化に対応した新たな挑戦を続けています。
地元の海の魅力を全国に届けるその使命感と、変化を恐れない革新の精神が、多くのファンを生み出し、これからも末永海産の挑戦は続いていくでしょう。
最後に
三陸の海からの贈り物を全国へ届ける末永海産。
伝統の味を守りながらも新たな挑戦を恐れない姿勢が、多くのファンの心を掴んでいます。
春告げわかめや牡蠣など様々な旬の味わいを求めて、あなたも一度、末永海産の「海の恵み」を食卓に並べてみてはいかがですか?
以上、ゴリでした。